エクアドルにて
「核廃絶と外国軍事基地廃絶のための平和憲法国際会議」開催! |
2009年11月5-6日、南米エクアドルのマンタ市およびモンテクリスティ市にて、ピースボートと現地NGO反基地同盟(No
Coalicion No Base)共催による、「核廃絶と外国軍事基地廃絶のための平和憲法国際会議」が開催されました。この会議では、核兵器と外国軍事基地の廃絶を中心とした平和への道に有効な平和憲法の具体的な働きと効果、展望について話し合われました。最終文書である宣言では、各国政府に向けて、各自の憲法に平和条項を組み込むよう要求し、平和憲法こそが地球上の安全、発展のための軍縮のための大きな役割を担うことを国連決議とすることを訴え、核廃絶、国際的な武器統制、そして全ての武器の不拡散と軍縮を世界全体に呼びかけました。
>>マンタ-モンテクリスティ宣言(PDFファイル)
いかなる戦争も武力の維持も認めない日本の憲法9条同様、エクアドルで2008年に採択された新憲法416条では、国家間の対立における平和的解決を主張しています。さらに、南米で初めて「外国軍事基地設置の禁止」をうたい、会議が開催されたマンタ市は、2009年9月、10年間留まった米軍基地を撤退させた象徴的な町でもあります。
1日目の全体会は、2008年にエクアドル新憲法が採択されたモンテクリスティ市の「市民センター・シウダ・アルファロ」で行われました。基調講演として、平和憲法を持つコスタリカのカルロス・バルガス氏(国際反核法律家協会/コスタリカ)、川崎哲氏(ピースボート/日本)、ミゲル・モラン氏(反基地同盟/エクアドル)が、それぞれの活動を踏まえ平和憲法の意義とその価値、今後の展望についてスピーチ。また、マンタ、モンテクリスティ、プエルトビエホの3市長による「平和市長会議」(広島・長崎の市長が世界に呼びかける核廃絶のための国際イニチアティブ)への署名式も行われました。
文化交流として、現地の民族舞踊、伝統料理、民芸品の披露、エクアドル在住8弦ギタリスト小林隆平さんの演奏など多様なパフォーマンスも披露されました。
2日目の分科会は、基地を撤退させたマンタ市の「エロイ・アルファロ大学」にて行われました。「核廃絶と平和憲法」「外国軍事基地廃絶と平和憲法」という2つのセッションに加え、参加した人々は、ピースボート「ヒバクシャ地球一周証言の船旅」プロジェクトに参加したヒロシマ・ナガサキのヒバクシャやマンタ米軍基地によって被害を受けた漁師の証言を傾聴しました。
平和憲法会議の締めくくりとして、米軍基地跡地に移動し、その場所を清める儀式を行いました。ヒバクシャが千羽鶴をささげ、被害にあった漁師や会議で発言をしたスピーカーとともに、それぞれが平和憲法を世界へ広める決意をし、2日間のイベントに幕を下ろしました。
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お問い合わせは...
ピースボート事務局内・担当:松村
Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/E-mail:gppac@peaceboat.gr.jp
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