憲法9条を世界へひろげる国際キャンペーン
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「9条世界会議」開催にあたって
「9条世界会議」への呼びかけ
 私たちは、アジアや世界の市民・NGOと交流する中で、戦争の放棄と軍隊の不保持をうたった憲法9条が日本にとって平和の礎であるのみならず、平和を願う世界の市民にとっての共有財産であることを強く実感してきました。
 憲法9条は、言うまでもなくアジア・太平洋戦争の惨害とその反省の上に立ったアジアと世界に対する不戦の誓いです。そして、日本の軍事大国化と海外での武力行使に対する歯止めであり、日本とアジア諸国の平和的信頼関係の基礎にもなっています。
 いま、イラク情勢の泥沼化に加え中東は再び大きな危機を抱えています。また、朝鮮半島の核危機の中、東アジアは新たな軍拡競争と戦争の危険に直面してい ます。このように暴力と戦争の連鎖が続き軍事化が加速する現代世界において、日本の憲法9条は、「武力によらない平和」をめざし活動する世界の多くの市民 に勇気を与える存在でもあります。また、軍事費を削減し、貧困の撲滅と持続可能な社会の実現をめざそうという世界のNGOの潮流に大いに寄与するものでも あります。私たちは、この憲法9条こそ世界に誇ることができる「平和の規範」であり、世界の未来に生かしていくべき宝であると考えます。

 1999年5月のハーグ平和アピール国際市民会議は、「各国議会は、日本国憲法第9条のような、政府が戦争をすることを禁止する決議を採択すべきであ る」と呼びかけました。去る2006年6月にバンクーバーで開催された「世界平和フォーラム」(WPF)は、最終文書で、各国政府が「日本の9条のように 憲法で戦争を放棄すること」を求めています。9条への国際的な支持は、確実に高まっているのです。
 それにもかかわらず、いま日本では、こうした憲法9条を放棄してしまえという声が高まっています。とりわけ安倍政権の下で、9条改憲の動きは加速してい ます。改憲論のほとんどは「世界の中の憲法9条」という視点を欠いたものです。私たちは、世界の市民・NGOと共に、世界の共有財産としての9条を支持し 「武力によらない平和」を求める大きな運動を起こす必要があると考えます。

 そこで私たちは、2008年5月に、大規模な「9条世界会議」を日本で開催することを提案します。この会議は、憲法9条を支持する世界の声を結集するも のです。ノーベル平和賞受賞者を含む世界の知識人・文化人らを一斉に招聘し、憲法9条の世界的意義を明らかにし、「武力によらずに平和をつくる」という憲 法9条の理念を実現するために世界の市民にできることを論議し合う場としたいと思います。
 ノーベル平和賞受賞者であるジョディ・ウィリアムズさん(地雷廃絶世界キャンペーン)、マイレッド・マグワイアさん(北アイルランドの平和活動家)、シ リン・エバディさん(イランの女性人権活動家)、ワンガリ・マータイさん(ケニア・グリーンベルト運動)らが、「9条世界会議」の計画に強い関心を示して います。こうしたノーベル平和賞受賞者らに加え、日本以外で非軍事の憲法や規範を持っている、あるいは持とうとしている多くの国々から指導者・運動家らを 招聘したいと思います。そして、大規模な講演会と、国際的NGOによる活発な多数の分科会を組み合わせて、全体で1万人規模となる「9条世界会議」を実施 したいと思います。海外からの主要ゲストには全国を回ってもらうことも想定しています。

 すでに、1999年のハーグ平和アピール国際市民会議の主宰者であり、国際平和ビューロー(IPB)元会長のコーラ・ワイズさんは、9条世界会議開催の 全面支援を約束しています。また、アナン国連事務総長の呼びかけで始まった国際NGOネットワーク「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ」 (GPPAC)や、国際民主法律家協会(IADL)は、9条世界会議の支援をすでに決定しています。

 こうした国際的プロセスと平行して、去る1月29日、「9条世界会議・日本実行委員会」が発足しました。実現と成功のためには、数多くの皆さんのお知恵とお力が必要です。ご参加、ご協力をお願いする次第です。

呼びかけ人(2007年4月3日現在):
青木敬介(全国自然保護連合代表)
浅井基文(広島平和研究所所長)
有馬頼底(臨済宗相国寺派管長、金閣寺・銀閣寺住職)
池田香代子(翻訳家)
伊勢崎賢治(東京外国語大学教授、
元国連シエラレオネ派遣団武装解除担当部長)
伊藤真(伊藤塾塾長)
井上ひさし(作家・劇作家、日本ペンクラブ会長)
内海愛子(日本平和学会会長)
勝俣誠(明治学院大学国際平和研究所所長)
加藤登紀子(歌手)
鎌田實 (医師)
香山リカ(精神科医)
君島東彦(非暴力平和隊国際理事)
古今亭菊千代(落語家)
小沼通二(物理学者、元パグウォッシュ会議評議員)
小森陽一(東京大学教授)
佐高信(経済評論家)
マイケル・シーゲル(南山大学社会倫理研究所)
シキタ純(NPO法人ビーグッドカフェ代表理事)
品川正治(国際開発センター会長、経済同友会終身幹事)
ジェームズ三木(脚本家)
高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)
田中優子(江戸文化研究家)
谷山博史(日本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事)
辻信一(NGO「ナマケモノ倶楽部」世話人)
辻井喬(詩人、作家)
堤未果(ジャーナリスト)
中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)
中沢正夫(医師)
仲田普(弁護士)
中野麻美(弁護士)
新倉修(日本国際法律家協会会長)
西野瑠美子(VAWW-NET JAPAN共同代表)
肥田舜太郎(原爆医師)
藤原真由美(弁護士)
星川淳(グリーンピース・ジャパン事務局長)
松浦悟郎(日本カトリック正義と平和協議会会長)
丸本百合子(医師)
三浦光世 (三浦綾子記念文学館館長)
水島朝穂(早稲田大学教授)
武者小路公秀(元国連大学副学長)
森村誠一(作家)
山内敏弘(憲法学者)
湯川れい子(作詞家・音楽評論家)
ジャン・ユンカーマン(映画監督)
吉岡達也(ピースボート共同代表)
吉武輝子(作家)
渡辺えり子(劇作家・演出家・女優 )
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このキャンペーンは
国際交流NGOピースボート日本国際法律家協会によって運営されています。紛争予防のための世界的NGOネットワークGPPACをきっかけに2005年に活動を開始しました。
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