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| 日本が「戦争をする国」に？――9条を変えたい人がいる |
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9条を変えたい――いったい誰が、どんな理由でそう考えているのでしょうか？
変えたい人１：アメリカ政府
アメリカはいま、「対テロ」の名目で世界中に米軍をおき、どこでもその軍事力を発揮できるよう準備を進めています。その中で「同盟国」の日本にも、軍事協力を求めているのです。しかし日本には9条があり「他の国の戦争には参加しない」と決めています。「強いアメリカ」をめざす人は9条をジャマだと考えているのです。
変えたい人２：戦争でお金儲けをしたい人
9条をもつ日本は、争いを武力によって解決することに反対しています。そのため、武器や兵器の輸出も原則として禁止しています。しかし、兵器を作っている企業や、その関係者はこうした規制をなくそうと言っています。日本が戦争に参加することで利益を得られるようにしたいのです。
変えたい人３：「強いニッポン」に憧れる人
日本の中にも"変えたい人"はいます。アメリカとの軍事協力によって、世界の中の日本はもっと強くなるんじゃないか、もっと発言力や影響力を持てるんじゃないか、そんな考えを持っている人もいます。
9条を変えること。それは「アメリカと一緒に世界で戦争できる国」になることです。
しかし、世界の人々、特にアジアの人々はどう思うでしょう？日本の軍事力に備えて、自国の軍備も増やすかもしれません。世界中が軍事力を競い合うようになれば、結局は日本の安全も脅かされることになります。
9条を守り、世界との信頼を築くことは、私たちと世界の平和を守る現実的な方法だと言えるのではないでしょうか。 |
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